2021年以降も機能停止しないFlash Playerを手に入れる方法

どうも、はるかなぎです。

最近仕事でXPを触る機会があり、せっかくなのでレガシー環境を一つ構築してみました。

XPではないですが、ほぼ同等の使い方ができるServer2003 R2にしました。
もちろん、通常のネットワークには接続せず、ファイル移動時に隔離したネットワークに接続する以外は、スタンドアローンでの運用となります。
ライセンス認証は電話で難なく完了。

まぁ、レガシー環境で何をするといっても色々ありそうですが、思いついたのがFlashの再生環境保存。
2021年以降も使えるFlash Playerを手に入れる方法を見つけましたので、需要があるかはわかりませんが、紹介します。

※Windows XP~Windows 7までのWindows(同等のサーバOSも可)が入った環境を用意することを推奨します。

今年でFlash Playerは終了となります

あちこちで言われているので、ご存じの方も多いと思いますが、Flash Playerは2020年12月31日でサポートが終了となります。

Flashのサポート終了についてはかなり徹底されていて、ブラウザから使用不可になるだけではなく、
Flash Player自体にも、2021年1月12日以降、完全に機能停止する時限爆弾が施されています。(32.0.0.387以降とのこと)

すでにFlashのコンテンツ自体がほぼ絶滅していることもあり、通常であれば敢えてFlashの再生環境を残す必要など無いのですが、高校時代にSWFファイル(主にFlash黄金時代に作られたもの)を集めていたというのもあり、できれば再生環境を維持したかったのです。

旧バージョンのインストーラ類はすべて公開終了

以前は、Adobeのサイトで旧バージョンのインストーラが公開されていたのですが、Flashをこの世から完全に葬り去るつもりなのか、残念ながらすでに公開終了となっていて、少なくともネット上で手に入れる方法はありません。

意外なところから入手できます

では、本当に2021年以降も機能停止しないFlash Playerを手に入れる方法はもうないのでしょうか?

そんな時に、ドコモから発売されたあるUSBデータカードのユーティリティソフトがFlashに依存していることを思い出しました。

そのデータカードとはL-02C、LTEサービス開始と同時に発売された機種です。
恐らく、この時期に出ていたLG製のデータカードであれば他にも該当機種があるかと思います。

L-02Cにはゼロインストール機能が搭載されているため、本体内にユーティリティソフトが収録されているのですが、実はFlash Playerも一緒に含まれています。ユーティリティソフトをインストールすると、以下のディレクトリからFlash Playerのインストーラを取り出すことができます。(取り出しは別で持っているWindows 7のマシンでやっています)

C:\Program Files (x86)\L-02C 接続ソフト\Resource\OCX\install_flash_player_ax.exe

バージョンはかなり古い(10.1.102.64)ですが、黄金時代に公開されたFlashの再生環境のオフラインでの延命目的なら特に問題はないでしょう。

一応L-02Cのユーティリティソフトはドコモのサイトからもダウンロードできますが、記述を見る限り、ドコモのサイトで公開されているものにはFlash Playerは含まれていないと思われます。(確かめてないです)

とは言っても、L-02Cの白ロムはあちこちで安価(数百円程度)で売られているので、入手には困らないでしょう・・・

セキュリティには注意

Flash Playerは脆弱性の塊ともよく言われ、何度もセキュリティアップデートが行われてきました。
AdobeがFlash Playerのサポートを終了するのも、多すぎる脆弱性が大きな理由となります。

上記の方法で入手したFlash Playerは2010年秋頃の物で、かなり古いバージョンです。少なくともネットに繋がる環境で使用するのは危険なので、オフライン(ネットワークを無効にしたPCもしくは仮想マシン等)での使用に留めた方が良いと思われます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。